平成２９年度の収支決算がまとまった。特養、デイサービス共に稼働率が低下し収入減となった。厳しい状況の中、平成３０年度は、両部門ともに稼働率の向上及び収入増を図るべく、全職員が法人の経営実態を把握し、減少の原因をしっかりと分析して経営改善など的確に対策を講ずることが求められる。

世の中は日進月歩の社会である。福祉業界においても同様であり、企業でたとえるなら、どの会社も同じ商品を売っていたら、過当競争で収益は少なく、やがて倒産してしまうことになる。ライフホーム城山に於いても、今までと同じ考え方ややり方をしていたら、やがて、落ち込んでしまうことになる。「転がる石には苔が生えない」と言う言葉がある。今の介護業界がそんな変化の時代にピッタリの言葉だと感じる。個人はもちろんのこと、組織は転がる石にように常に環境の変化に対応していかなければならない。変化に対応できず、その場にとどまっていれば苔むしてしまう。そのような組織にする前に、無駄をなくし、効率的にご利用者に満足いただけるサービスを模索するとともに、職員にとってもやりがいのある改革を行っていかなければならない。私は、常に継続的に改善活動を行っていけば、施設は革新され、生まれ変わることができるのだと思っている。

第７期介護保険事業がスタートした。今後、介護を取り巻く経営環境は決して楽観視していられない状況である。福祉としての本質が問われている時代、自分たちの足下をしっかりと見直し、他の施設に負けない変化に対応できる施設を目指していきたい。