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城山湖の周りを散策して

12月に入り、木枯らしに寒さを一段と感じるようになってきた。早いもので、今年も残すところあと1ヶ月となった。ライフホーム城山でもこれからクリスマスの準備や大掃除など、年末年始に向けて、1年を締めくくる準備や、

新たな年を迎える準備で、慌ただしく忙しい日々が続くと思われる。

先日、宮ケ瀬湖畔公園やあいかわ公園、城山湖に出かけ、赤や黄色に色づいた紅葉散策を楽しんできた。自分のペースでのんびり散策していると、四季の移ろいを感じながら歩いているだけで心も身体もリフレッシュできる。ゆったりと一人の時間を満喫することで、自分の周りを見つめ直す機会にもなる。  城山湖のハイキングコースの散策では、思った以上に多くの高齢者に出会った。その中の一人は、私よりはるかに高齢の方なのに、二本の杖を両手に持って、とてもゆっくりだがしっかりと歩いていた。思わず立ち止まって振り返ってしまうほどであった。

健康志向と自然志向を反映し、中高年の間で自然を感じながら運動できるという点で、ハイキングやトレッキングの人気が高いとは聞いていたが、実際に歩いてみて、日常生活では得にくい自然への気付きや清々しさ、心地よさを感じることができた。

子どもの頃、学校の遠足で山梨の三つ峠に登ったことや家の裏山に行き、友達と思いっきり遊んだ楽しかった思い出がある。今自然を見ながら歩いてみると、当時とは違ってもっといろんなものが見えてきて、また違った楽しみ方ができる。緑を見て、自然の中に溶け込む時間を楽しんでいるだけで、日常の忙しさや人間関係の煩わしさからしばし解放されて、心がリラックスできる。

仕事をしているとつい、いろんなことを考えてしまう。何のために頑張っているのだろうと思うときがあり、家族との時間や自分の時間をもっと大切にしたいと思うことがある。どんなに仕事を頑張っても、自分の時間を有意義に楽しく過ごせていない人は人生に対しての満足感を抱くことは難しいことであると思い始めている。私にとって、ハイキングですれ違った高齢者の背中はひときわ印象深く、心に焼き付いてしまった。そして多くの事を感じさせてくれた。

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