今年は暖冬と言われているが、1月27日の夜には天気予報でこの辺りも降雪、積雪が予想された。自治会役員の私は、地域貢献の活動と思い路面凍結防止の塩化カルシウウムを地区の周辺道路にまいた。しかし、降り出したのは雪ではなく雨だったので、まいた効果は得られなかった。
私は、職場が地元にあり、家と施設の往復ばかりしているので毎日見る景色が同じである。都会にはない地元ののんびりした空気感の良さは実感しているので、特に不満はないし、犬と一緒に宮ヶ瀬ダムの公園や愛川公園を散歩することで、よい気分転換になり自然を楽しむことができる。しかし、仕事の疲れやストレスがたまると、家と仕事場を行き来するばかりの生活がつまらなくなり、少しでも今の生活を変えたいと思うことがある。
先日、妻と一緒に私にとっては、何十年かぶりの立川に出かけた。子供の頃に母親に連れられて訪れた立川はとても賑やかな印象だった。だいぶ様変わりはしたが、人々が行き交う駅周辺の賑やかさは相模原とはだいぶ違っていた。いろんなお店を覗き、買い物をして楽しい時間を過ごすことができた。12月には息子夫婦や嫁の両親と東京駅の前のビル内で、ブラジル料理のシラスコを食べた。目の前で切って皿にのせてくれるお肉はとてもおいしかった。たまに外に出てみると日常的に当たり前のことが新鮮に思えたり、忘れかけていた大切なことに気付かされたりする。
最近の私は、いつも法人の経営のことで頭がモヤモヤしているので、憂鬱になってしまうことがある。若い頃から積み上げてきた経験や感性が、仕事面に於いては、経営者としての自分の価値観や夢、理想を中心に物事を判断するので、自分と異なった考えや意見にぶつかると、どうして理解してもらえないのかと苛立ったり、説得しようと熱り立ったりするのだと思う。
私の友人は、ほとんどが定年退職をして充実した第二の人生を送っている。職場での人間関係から解放されて、自分の価値観に従ってのんびりとマイペースで過ごしていると思うと、うらやましいと思ってしまう。私は、今の仕事をもう少し続けなければならない。人生を楽しく豊かに過ごすためにも、外出を増やし、違う空気に触れることによって、もっと年相応に、じっくりと焦らず無駄に悩まないで時間を有意義に使いたいものである。
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