新型コロナウイルスの感染が全国的に拡大傾向にあり、相模原市内の病院でも厚生労働省による新型コロナウイルス患者発生の発表がありました。そのため、高齢の入所者の皆様をお預かりしているライフホーム城山では、２月２０日（木）よりしばらくの間、面会を禁止させていただくことにしました。面会を楽しみにしている入所者の方々やご家族の皆様には大変申し訳ございませんが、入所者の方々を不測の事態からお守りする最善の策として、ご理解・ご協力をいただきたいと思います。

特別養護老人ホームライフホーム城山では、自宅での自力生活が困難で、介護が必要な高齢者が入居されています。介護職員が食事や入浴、排泄など身体的な介助などを行い、看護師が医療的ケアを行っています。限られた職員配置の中で安心・安全で質の高いケアを提供するために、多職種が協働したチームでケアをすることを大切にしています。

当ホームには、つい最近まで義父が入所していました。看取り期であった義父は、２月２２日（土）早朝天国に旅立っていきました。生前は、スタッフの献身的な介護や看護のお陰で、義父は穏やかな日々を過ごすことができました。妻や家族が面会に来ると、義父は安心したようにうれしそうな顔を見せてくれました。ひ孫を連れて行くとさらに顔がほころびました。妻は、面会時に職員から優しい言葉や励ましの言葉をかけてもらい、父は大勢の職員の方々に支えられていると、いつも感謝の言葉を口にしていました。

職員の看取り介護などを通して、入所者の尊厳を大切にし、信頼関係を築くために、相手の気持ちを考えて親身になって接している職員がたくさんいることを改めて再確認でき、職員には誇りを感じ、感謝の気持ちでいっぱいになりました。